【ネタバレ注意】ガラスの仮面第1巻その②【この子は将来一体どんな人生を歩むんでしょうね?】

      2016/07/31

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舞台「椿姫」・主演:姫川歌子・東京大都劇場

チラシを手にわなわな震えるマヤ。

「ああどんなんだろう?みたい・・・みたいわ」

重ね重ね中学生としては渋すぎる嗜好。

「椿姫」ガラスの仮面・劇中作品データ

そこにマヤ親子が世話になる、中華料理店「万福軒」オーナーの娘・杉子登場。
「椿姫」のチケットを自慢する女版スネ夫。
何でもBFの松本君にデートに誘われたのだとか。

はっきりいって不細工。性格も極悪。
そんな杉子を狙う松本君の選球眼に不安を覚える。

「杉子さん、くださいその券。なんでもします。なんでもしますから!」

万福軒は大晦日の夜、一年で一番忙しい夜を迎える。
年越しそばやに身を変えておおわらわ

本業の中華料理より年一回のそばのほうが忙しい模様。
どんな中華料理店やねん。
そしてそんな「にわかそばや」の年越しそばを食べるやつもどんな客やねん。

しかし予約注文は80軒・臨時注文が40軒、出前だけで120軒。
しがない中華料理店の万福軒、にわかそばやで大もうけ。恐るべし。
もうそば屋本業でよいのではなかろうか。

ところがそんな大事な夜にアルバイトの学生が来れなくなった模様。

杉子が切り出した条件は、年が変わる前に120軒の出前を一人で終えたらチケットをくれてやろうというもの。

この無謀とも思える交換条件を受け入れたマヤのやっつけ仕事が始まる。
予約時間よりも早く届けたり、晩飯前にも持って行ったりする始末。
これでいいのか?万福軒。

もはや病的なマヤ。
飯も食わず休憩も取らず出前を早くも70軒クリアの模様。
途中経過、23時で残り10軒。

「あと一時間でどうやって10軒もまわれるんだよ・・・」

一時間で10軒が厳しいということは?
一体何時から年越しそばの出前をしてるというのか?

うでがしびれる、肩が抜けそう、足が痛い

おかみさんが心配し、母が泣き叫ぶ中、椿姫観たさにノルマをこなすマヤ。
そんなに椿姫はおもしろいのか?

ラスト10分で二軒を配達し、そのまま出前先でぶっ倒れて休ませてもらうという暴挙に。

利益の為にそばやに鞍替えし、
オーナーの娘の一言で出前の段取りが変わり、
客の予約時間も無視し、
ぶっ倒れるまで中学生を働かせ、
挙げ句の果てに、配達員の面倒まで客に見させる。

これでいいのか?万福軒?
相当なブラック企業体質。

年越しそばと一緒に病人?も合わせて年を越す羽目になったお客さんへ同情せざるを得ない。
どう考えてもろくな新年にはならなそうだ。

約束通り出前を終えたマヤは杉子に約束のチケットをねだる。
狂気じみたマヤに恐れを成した杉子はチケットを渡そうとするも、無情にも横浜の海風がチケットを吹き飛ばす。
チケットは海へ。

「あきらめなさい あんたには観劇なんてぜいたくよ」
「出前もちの子が生意気よ」

職業差別および従業員へのパワハラとモラハラのダブルコンボ。
万福軒のブラック体質は娘にまで染み付いていた。

しかしそんな杉子の暴言をスルーして海にダイブしたマヤ。
足からではなく指先から飛び込むとは、どんくさいマヤにしては見事。
港の人達は大騒ぎ。そして水面のチケットを見事ゲットした。

「出前120軒からの冬の海ダイビング」という罰ゲームを乗り切ったマヤを見て不安になる母。

「この子は将来一体どんな人生を歩むんでしょうね?ねえ天国のお父さん」

つらはよくないし、何のとりえもない死んだ親父に助けを求める。

「これで椿姫を観に行ける・・・」

罰ゲームを見事クリアしご満悦のマヤと、一部始終を雪の中傘もささず見つめている例の黒服女性。

つづく。

 - あらすじ・ネタバレ注意, 第1巻・千の仮面を持つ少女