【ネタバレ注意】ガラスの仮面第1巻その③【おそろしい子!】

      2016/07/31

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念願のチケットを手にし、正月二日に椿姫観劇に訪れたマヤ。
ここで二人のキーパーソンと出会う。

椿姫主演女優・姫川歌子の娘、姫川亜弓。

「13歳・5つの時から子役として活躍」
「天才的な演技のカンを持ち将来を期待される」
「大女優と世界的映画監督の血統正しいサラブレッド」

以上、観客の口から出た姫川亜弓のプロフィール。
さすが正月早々に椿姫を観に来るだけあって芸能通である。

そしてもう一人は速水真澄

「ハンサム」
「大都芸能の次期社長」
「大都芸能の社長は苦労して、芸能界の鬼とも呼ばれる」
「その鬼の息子」

以上、観客の口から出た速水真澄のプロフィール。
開演前とはいえ、声がでかい。

そして椿姫開演。

「椿姫」ガラスの仮面・劇中作品データ

大階段のセット、生オーケストラによる演奏。
第一声は「オッホッホ」

なんやねんこれ。

しかしそんな得体の知れない舞台にも客は熱狂しアンコールを求める。
そして終演後、係員に促されても茫然自失のマヤ。
そしてその姿を見つめる黒服女性。
あんたも観に来てたんかい!!

芝居を見に行ってからというもの、マヤは常に上の空。
店の手伝いにも身が入らず、母親の暴言はヒートアップ。

そんな店内でラーメンを食べる黒服女性。
めっちゃ涼しい顔でラーメン食っとる。

ある日、奇妙な出前の注文が。
遠い場所、ラーメン一杯、一万円前払いの釣りは出前賃。
ブラック企業「万福軒」も不思議がるほどの客、
しかもおかみさんは一万円を手にしているから誰かが払いに来たのだろうか。

地図を頼りに届けた先は執事風の男が迎える大豪邸。
表札は「月影」

中に入るとゴージャスなソファーにかける黒服女性。
マヤに椿姫のストーリー紹介をねだる。

不審がりながらも、椿姫を再現するマヤ。
その姿に、黒服女性は心臓が痛むくらいの衝撃を受ける。
訪れた速水真澄と小野寺先生を待たせてでもマヤのコントに見入る。

「黒夫人の犠牲」
「あんなさえない」
「まるでなっとらん」

隣室で待つプロの目線から厳しい批評。
しかし「黒夫人」て、そのまんまやん、
あんたらのネーミングもどうよ。

コントに熱中してしまい慌てて帰って行ったマヤ。
その後も酷評が続く。
マヤの演技の未熟さは黒夫人も理解している模様。

しかしマヤは椿姫を一度観ただけで、
三時間半の台詞を一語一句間違えずに、
俳優たちのポーズまで丸暗記していたのだった。

「オーホホホホホ!!」

活字にするとおかしな笑い声を発する黒夫人。
しかし目は笑っていない。

「おそろしい子!」

あんたがおそろしいわ。
速水と小野寺のリアクションも、コマ割り的に黒夫人を見て引いているようにも見える。

そして届けられたラーメンはどうなったのだろうか。
執事風の男の昼食になったのだろうか。

つづく。

 - あらすじ・ネタバレ注意, 第1巻・千の仮面を持つ少女