【ネタバレ注意】ガラスの仮面第1巻その⑤【おらのことパーだと?】

      2016/07/31

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「おきろといっているのがわからんのか北島!」

先生の怒号と壁ドンならぬ机ドンで目を覚ますマヤ。
徹夜で国一番の花嫁の台本に没頭してしまったのだった。

「そんなことだから成績が上がらんのだ」
「そこで立っていろ!」

ちなみに私は授業中に立たされる女子は見たことがない。

しかしそないなことも気にしないマヤは

「お芝居っておもしろそう・・・」

そんなんやから成績上がらんねん・・・
マヤのこのメンタルの強さとスルースキルには憧れる。

そしていよいよ劇の本読みが始まった。
クラスメイトたちは台本を手に棒読み感満載。

しかしマヤは初回の本読みから飛ばす飛ばす。

「おらのことパーだと?」
「パーってなんだ?」

マヤのいきなりの本意気にうろたえるクラスメイト。
そんな連中を尻目に

「お芝居っておもしろい」
「むずかしいなバカ役って・・・」
「表情なんてどうすれば?」

さすが天才、一人次元の違うことを考える。

友人の家に遊びに行ってもテレビに見入るばかり。
銭湯でも湯上がり一時間、下着姿でテレビに見入り、
自宅でも暗闇の中ブツブツ・・・

あきれ果てる母親に伝えたマヤの気持ちが泣ける。

「あたし何もとりえがなくて、かあさんをがっかりさせてばかりいたけれど」
「母さんに恥じかかせない。ほめてくれるように一生懸命やる」
「だからお芝居観に来てね。弁当もって。」

母親の徹底的な暴言と卑小化により
マヤの自己評価も徹底的に下がっている模様。

母親に認められたい、母親に喜んでもらいたい
そして弁当を食べたい。

そんなマヤにもつらくあたる母親。

寝入ったマヤに母親が涙ながらに語りかける。

「ごめんよマヤ」
「お前が憎くて辛くあたっているんじゃない」
「ただ情けなくて・・・・」

ただただ自己都合。

「私の娘がほっぺた真っ赤に塗ってボロ服着て
人前で笑われ者になるのかと思うとたまらない」

ただただ自己都合。
そしてそのような演出およびメイク衣装はない。

稽古は大詰めを迎えている。
素人中学生の芝居も堂に入り、
演出素人の先生による指導も熱が入る。

「もっと陽気にやらんか!」
「お前たちは先生のいってるとおりにやっていりゃいいんだ!」

ビビの心情を考えるマヤの芝居に
先生の根性論が叩きつけられる。

悩んだマヤは月影邸を訪ね相談。

「ビビの心を掴まない限り、ビビの仮面をかぶることはできないわ」

おっしゃることはごもっともですが、
素人相手に仮面を連発されても。

そして学園祭当日を迎える。

「あたしのやる劇午後からなの。
 お弁当忘れないで持って来てね」

弁当の確認を怠らないマヤ。
そして見送る母親のこの世の終わりの様な表情。

果たしてマヤのビビ役はうまくいくのか。
そして母親は観に来るのか。

つづく

「国一番の花嫁」ガラスの仮面・劇中作品データ

 - あらすじ・ネタバレ注意, 第1巻・千の仮面を持つ少女