【ネタバレ注意】ガラスの仮面第2巻その①【同じ劇団だったら一緒に稽古できたのにね】

      2016/07/31

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ガラスの仮面・第2章「炎の階段」

劇団つきかげがスタートした。
演劇経験5年以上のAクラス・11名
演劇経験5年以下のBクラス・37名
初心者のCクラス・8名
合計56名。マヤはCクラス。

演劇経験5年の人はどちらのクラス所属なのか
という矛盾の説明はなされていない。

発声練習、柔軟体操、腹式呼吸、腹筋訓練などの基礎訓練が行われる。
演劇の訓練は全員レオタードでないとあかんのか?

レッスンを視察していた月影先生。
腹式呼吸の未熟なマヤを壁際に立たせ、
「私の寿命〜」などと言っていた女性とは思えない
腹への強烈なパンチ。

「お腹の力でこの手をはねかえしてごらんなさい!」
「よろしい今の呼吸を忘れないように」

厳しいというか異常な光景。
そして基礎もままならない、奨学生のマヤに対して、
クラスメイトたちの視線も厳しくなる・・・

マヤは劇団加入とともに転校もした。
無事「星城学園(おそらく私立?)」の中学二年に進級したのだった。
そんな事務手続きも源造さんが執り行ったのだろう。
執事・運転手・事務方と源造さんのマルチプレイヤーぶりが
月影先生を支えているのだろうか。

月影先生のもとに小包が届いた。
中身はマヤの母親からの手紙と着替えだった。

手紙の内容はかいつまんでいうと、
「母親の反省と改心」
「母親の哀愁と後悔」
「月影先生への謝罪とお願い」

回想のコマでは日本酒五合空けてしまうほど
飲んだくれ、悲しみ、涙した模様。

しかし月影先生、母親の手紙を破ると

「その小包を燃やしておしまい!さっさとおやりなさい!」

源造さんここでも辛い役目を引き受ける羽目に。

マヤに必要なのは過去との断絶。
登り始めた山を登る為に死に物狂いで登ることを期待するのだった。

厳しいレッスンの日々は続く。
Cクラスは相変わらずの基礎練習、
Bクラスはエチュード、
Aクラスはシェイクスピアの一場面、

Aクラスのイケメン、青木麗は相変わらず男に間違われ、
クラスの女子の心をわしづかみにするという
間違った世界。

マヤはアルバイトを探していた。
月謝を免除され、寄宿舎に入り、私立中学の学費も面倒になっており、
これ以上迷惑かからないようにという理由で。

ようやく見つけたアルバイトは
花見の名所で売店や池がありボート遊びができるI公園で、
売店の手伝い、8時〜18時日給1500円。
時給ではなく、日給。
中学生とはいえ過酷な条件にも関わらず、

「わあ、ありがとう、私うんと働きます!」

とマヤ。間違った世界。

目の回る様な忙しさの中、
マヤの前に現れたのは桜小路くん。
劇団オンディーヌで出逢った優しいイケメンだ。
どうやら学校の友人と遊びに来ていたらしい。

マヤの日給1500円の仕事を手伝ったり、
近況や演劇の練習の状況を聞いたり、

「同じ劇団だったら一緒に稽古できたのにね」

と、男前過ぎる。
そんな桜小路くんにマヤも心引かれている風。

厳しいレッスンの日々。
「歩いている最中に大きな釘を踏んだ表現」
「笑いの表現」
などという細かくて伝わりにくいコント、
マヤの演技に講師からは厳しいだめだしが入り、
仲間には笑われ、陰口を叩かれる始末。

そんな光景を微笑みながら見ている恐るべし月影先生は、
次週のレッスンでいよいよ芝居をすることを宣言。
その御題は

「はい」
「いいえ」
「ありがとう」
「すみません」

拍子抜けするクラスメイトたちとは別に、
衝撃の走ったマヤ。

「言葉は同じなのに意味が違う」

音程やアクセントがわずかに変わっただけで
まるきり違った意味になるということに気づいたマヤだった。

「雨・飴」「花・鼻」「鉢・蜂」「蜘蛛・雲」
「天・点」「紙・髪」「酒・鮭」
「拭く・吹く」「掃く・履く」「書く・掻く」

同じ言葉で全く意味が変わることに気づいたマヤは
一休さんのようになり、芝居のヒントを掴んだのだった。
部屋の片隅でぶつぶつと台詞を繰り返すマヤに
僚友たちは気味悪がりながらもその才能に気づき始めていた。

言葉の大切さや表現方法など、
本能的なカンを持っていることに。

つづく

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