【ネタバレ注意】ガラスの仮面第5巻その①【大道具も小道具も壊された?】

      2016/09/24

ガラスの仮面・第5章
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劇団つきかげの不出場を願う小野寺理事の陰謀により、
トラックに積まれていた大道具・小道具・衣装等が壊されてしまった。

ただ立ちつくす劇団員達。
自分たちの仕業ではないと言う劇団一角獣のメンバー達。

「わかってます。あなた達はこんなことをする人達じゃない・・・」

青ざめながらも一角獣を完全に信頼している月影先生。
あの厳しく誇り高い月影先生に認められるとはさすが一角獣である。

一同愕然とする中、石ころを金槌代わりに大道具の修理を始めるマヤ。
慌てて他の劇団員達も、そして一角獣のメンバーも修理を始めた。
その中複雑な表情を浮かべている男性劇団員二人。
前回、小野寺に劇団オンディーヌへの移籍を持ちかけられていた二人だった。

そしてその小野寺の走狗二人が「いい知らせ」を持ってくる。
なんでも衣装や大道具小道具等を貸してくれる高校が見つかったとのこと。
車で往復二時間、積み込みや衣装の手直しを含めても上演の時間には間に合う。

衣装があまり破損していなかったマヤは残って小道具を修理し、
他の劇団員たちはトラックに乗って高校へ向かって行った。

一方、全国大会会場のフジホールには大都芸能の速水真澄が小野寺氏とともに現れた。

「上手くいけばスカウトされるかもしれない」
「色気で迫ってみようかしら」

会場の若い女性達の噂になっている速水真澄。
噂というか、枕営業にも似た芸能界の汚い部分。

もちろん見向きもしない真澄に対して

「君の心を動かす様な女性はいつ現れるのかね」

そんな真澄の目線にはマヤが。

さっそく心動かす女性が現れた。
会場で小道具を修理しているマヤたち。
その会話の内容に気がつく速水真澄。

「大道具も小道具も壊された?」

小野寺氏はご満悦の模様。

さて、麗達の乗ったトラックはかなり田舎の高校。
なんとか大道具と衣装を借りトラックに乗せ、
雨の降る中帰路につく。

トラックの運転席にいるのは小野寺氏の走狗二人の男だ。
前回の喫茶店での小野寺氏とのやり取りの続きが回想される。

・つきかげの出場をやめさせることができるかね?
・どうだね、できまい!君達の決心もその程度だ
・まあ例えば、大道具小道具が壊れる
・役者陣が全員出られないような事態にでもなれば
はははは・・・冗談だよ。何も本当にやれとは言っていない。
君達の決心を試しただけだ。

相変わらず見事な小野寺氏の政治力。
陰に陽に言葉を変え、しかも「冗談だ」とぼかし、
後々の言質大作にも余念がない。

そして小野寺氏の陰謀にやすやすと乗ってしまった走狗二人。
しかしマヤ以外の劇団員を連れ出す為に、
大道具小道具を貸し出してくれる高校を探したのだろうか。
それはそれでかなりの手間である。

走狗二人はついに最終手段、
劇団員達にはエンジンが調子悪いと言って車をとめ、
トラックのエンジンを壊すという手段に出た。

時間は13時。
会場では係員に上演の準備を促されていた。
トラックは直るのか?
直るはずはない。壊しているからだ。

劇場では前の芝居が終わった。
大道具がまだ届かないことが本部側にばれてしまい、
舞台監督風のスタッフに起こられる始末。

「2時になっても来なければ上演不可能と見て棄権してもらいます。」

棄権の二文字に青ざめる月影先生。
最近よく青ざめる。

そしてマヤは雨の降る中、
仲間と大道具小道具衣装を待ち続けるのだった。

つづく。

 - 第5巻・あした草(1)