【ネタバレ注意】ガラスの仮面第3巻その③【ラブシーンの稽古なら今度ゆっくり相手するよ】

      2016/07/31

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劇団つきかげ創立第一回公演「若草物語」は無事千秋楽を迎えた。

「若草物語」ガラスの仮面・劇中作品データ

舞台が終わってもマヤは紫のバラをみてうっとり。
まだ見ぬ初めてのファンの姿を想像しているのだった。
以降、「紫のバラの人」という中途半端なネーミングで呼ばれ続けるのだった。

一方劇団つきかげでは劇団員達が大騒ぎ。
先日の公演の批評が週刊誌に出たのだ。
一劇団の批評が週刊誌に出るだけでもすごいことなのだが、
その内容に劇団員達は動揺する。

「紅天女の後継者を育てる為に劇団を創設」
「青柳芸能プロ社長と月影千草の秘密の関係」
「しらけきった舞台」「完全なる失敗作」

その評価に愕然とするマヤと、
月影先生に詰め寄る命知らずな雑魚団員たち。

「おだまりなさい!これは誰かの悪意です。
 私と劇団つきかげを潰そうとするものの小汚い中傷です!」

紅天女を育てるために劇団を創設したのは事実やろ。

怒りのあまり出版社に電話をする月影先生。
その裏に速水真澄の力が動いていることを確信したのだった。
そして心臓が痛くなりぶっ倒れる。絶対安静。

周りに白い目で見られるもの
劇団つきかげに見切りを付けたもの
パトロンがいる先生の劇団に通うのを家族に止められたもの
劇評にショックを受けて出直す決意をしたもの
男だから紅天女にはなれないと気づいたもの。

10人もの劇団員がそれぞれの理由で退団。
評判を気にしてのものが多いが、五番目の理由は正しい。
そもそもなぜ男性劇団員を募集したのかも不明だ。

一方のマヤは公園売店のアルバイトを二回もさぼっていた。
公演の為とはいえ、黙って休むとはやはりこの子は何かが欠落している。

バイト先のおばちゃんに詫びを入れに行くと無問題。
イケメン桜小路優が替わりに働いてくれていたのだ。
マヤの為に日給1500円の恐ろしいブラックバイトのシフト穴埋めを
何も言わずにしてくれる彼はやはりある意味恐ろしい。

そんな桜小路くんに感謝のあまり抱きつくマヤ。
この子の天真爛漫ぶりも恐ろしい。

「ラブシーンの稽古なら今度ゆっくり相手するよ」

そんな歯の浮く台詞をさらりと使いこなす桜小路くんもキモい。
マヤは完全に好きになってしまった模様。

二人は公園のボートで台本の読み合わせ。
桜小路くんが学校の演劇部でも舞台をやるそうな。
台本を手にするとマヤのスイッチが入り、
目の前にいるのは桜小路くんではなくなる。
そんなマヤの姿をみて複雑な桜小路。

「芝居に夢中になるほどには僕を思ってはくれないんだろうか?
 君が恋に気づくのは一体いつなんだろう・・・・」

「私と仕事どっちが好きなの?」と
適齢期の女性が言いそうな内容をかっこ良くいう悩めるイケメンであった。

一方月影先生は病床にあっても劇団のことを考えていた。

「青柳氏とみだらな関係こそないが資金を借りていたのは事実。
 そして紅天女。そう、あれこそは真実。私の全て。」

あっさり真実を再確認。
その全ての為に無駄な時間を費やし咬ませ犬となった
雑魚団員たちと男性団員達と、不遇の春日泰子に詫びてほしい。
先生を見舞う寄宿のエリート達。
マヤ、麗、さやか、美奈、泰子。
こんなシーンでも泰子は後ろ姿しか描かれないという・・・

「速水真澄、そして私の運命を阻む宿命的な速水一族!
 負けるものですか!」

金を使い劇団つきかげを潰しに来た速水真澄に闘志を燃やす先生。
マヤは速水真澄が裏で手を回していることに意外な反応。

劇団の外には黒塗りの車、
そしてダークスーツを着たカタギとは思われない男達が殺到。
劇団つきかげに乱入して来た。

「月影さん、あの週刊誌の記事は何事だ!」

男達は青柳プロの面々だ。
どうみても裏社会とつながりのありそうな風貌。
そんな連中に金を借りた月影先生大丈夫か。
男達のいい分は以下の通り。

スキャンダルはいいとして、どんな演技指導してんねん!
劇評を読んで青柳社長は立腹。
青柳プロのスターを育成する為に5000万を融通した。
こないな調子では借金どないすんねん?

「それでわたしにどうしろと」

月影先生に突きつけられた条件は以下の通り。

全日本演劇連盟主催の演劇コンクールが行われる。
各地区予選を勝ち抜いた後に全国大会。
上位三位まではTV放映もされ、プロモーションにはうってつけ。
優勝すること。最低でも上位三位に入ること。
それが出来なければ劇団つきかげはつぶれるしかない。

もちろん月影先生はその条件を受けて立った。
しかし何故にもこんなヤクザな連中と組んでしまったのか。
月影先生の体調と先見性が不安になる回であったl

続く

 - あらすじ・ネタバレ注意, 第3巻・風の中を行く