【ネタバレ注意】ガラスの仮面第3巻その④【この少女だけには聞かれたくなかった!】

      2016/07/31

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劇団つきかげ存続を賭けた、演劇コンクールの受付が始まった。
申込は毎朝ビル12F全日本演劇連盟。
郵送等ではなく直接申込に行かなくてはならないらしい。

会場に現れた月影先生、マヤ、麗、美奈。
泰子とさやかは留守番か。
彼女達の姿をみて会場がざわつく
週刊誌の劇評を真に受けた連中が、
「稚拙な演技のふしだらな劇団つきかげが予選に参加」
と噂している。

悔しい思いをするマヤ達。
しかし月影先生はマヤ達を先に車に戻し、事務処理を続ける。
何の為にマヤ達をつれて来たのか?
それとも会場の不穏な空気に触れさせまいとする先生の優しさか。

しかしそこに現れたのは大都芸能の速水真澄と劇団オンディーヌの小野寺一。

「奇遇ですねこのようなところでお会いするとは」
「こんな偶然なら起きてほしくありませんわ」

おしゃれな会話を始めたにもかかわらず
速水真澄と小野寺の挑発に乗ってしまう月影先生。

先生があまりにも遅いのでマヤが様子を見に来ると
月影先生激高中。また心臓痛くなりそうだ。

「大都芸能に逆らうとどのようなことになっても知らない」
「まあこの間の舞台はいい暇つぶしになりましたよ」

速水真澄の冷酷な発言を聞いてしまい震えるマヤ。
そしてマヤにこの会話を聞かれてしまい震える速水真澄。

「聞かれたくなかった!こんな会話を!
 この少女だけには聞かれたくなかった!」

お前は震えるな。

去って行く月影先生とマヤ。
タイミングよくマヤが「紫のバラの花びらのしおり」を挟んだ生徒手帳を落とす。
それを拾い上げて驚く速水真澄。

「返してください私には大事なものなんです。」
「大事なもの?」
「この間の舞台の後でファンの人から紫のバラを両手いっぱい貰ったんです。」
「ほう・・・ファンの人から」
「変でしょ私なんかに。でもとっても嬉しかった・・・
 初めてだったしこんなこと・・・
 とても勇気づけられたんです・・・!
 だから記念に花びらをしおりにしていつも持っているんです。
 何がおかしいんですか!?」
「いや・・・なんでもない・・・
 返そう。どうやらこれは君にとって宝物らしいから。」

以上のやり取りをみた、速水真澄お付きの朝倉の爺の感想は以下の通り。

「はてみょうなこともあるものだ。
 真澄様のあんなうれしそうな微笑みは初めて見た。」

何年も仕えている朝倉さんが初めて見る微笑みって・・・
どんだけ嬉しいねんロリコン若社長。
言葉巧みに、少女の口から本心を説明させるという周到なやり口である。

一方のマヤは車の中で号泣

「これでやっとわかったわ。
 あの人が仕事の為ならどんなひどいことだってやる
 冷酷な人間だってこと・・・!」

あまりよく分かっていない様子。

劇団つきかげの演目並びに配役が発表される。
演目は「たけくらべ」
主役の美登利に選ばれたのはマヤだ。

「たけくらべ・劇団つきかげ」ガラスの仮面・劇中作品データ

「先生わたしとても出来ません
 主役なんてそんな・・・それもこんな大事な時に」

「こんな大事な時だからこそ先生は君を選ばれたのだよ」

かつてはアンチマヤの急先鋒だった田代先生もこうおっしゃっている。
そして劇団メンバー達もマヤが主役をやることに異論はなく、
賛成かつ祝福をしてくれるのだった。

彼らに囲まれ感激の涙を流すマヤ。
それを遠くから見つめる麗達。
もはやマヤの才能と実力は劇団の誰もが認めるところであった。

一方劇団オンディーヌ。
演目は「たけくらべ」

「たけくらべ・劇団オンディーヌ」ガラスの仮面・劇中作品データ

主役の美登利は姫川亜弓
信如役には桜小路優。

ここでも小野寺の黒い策謀が渦巻くのであった。

 - あらすじ・ネタバレ注意, 第3巻・風の中を行く