【ネタバレ注意】ガラスの仮面第5巻その③【こんな少女は初めてだ!】

      2016/07/31

ガラスの仮面・第5章
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全日本演劇コンクール本番。
小野寺の陰謀により他の役者が舞台に間に合わず。
一人で舞台に立ったマヤ。

「ジーナと5つの青い壺」ガラスの仮面・劇中作品データ

冒頭のシーン、本来あるべき父親の台詞を飛ばし一人芝居を始めた。
驚く月影先生。

「あの子父親の台詞を飛ばしたわ!
 それに初めから後ろ向きなんて演出は!?」

あのガキ何をおっぱじめるかと思いきや
台本の台詞や私の演出を無視しよって!
という意味である。

「でも通じるじゃありませんか」

フォローを入れたのは劇団一角獣のおけいさん。
他の役者なき今、一角獣メンバーはスタッフとして舞台袖にスタンバっている。
たった一人で舞台を始めたマヤの舞台度胸に驚く。

マヤ以外の登場人物が出ないことを
あえての新しい演出だと思っている優しい観客と審査員達。

本来他の登場人物が出るシーンも、小道具とセットを駆使して一人で切り抜ける。
他の役者が出ないことがさらに物語のサスペンスを高めるという結果に。
一方関係者の間では、つきかげメンバーが行方不明になっている噂が流れ始めている。
その情報をキャッチしたのは姫川亜弓と桜小路優。
もれなく驚く二人。

その頃、トラック故障によりリタイアを余儀なくされた劇団員達。
山を麓までおり、ようやく公衆電話から会場に電話。
そしてマヤが一人で舞台を進行していることにもれなく驚く。

以下、客席の人達の反応。

名もなき客
「不思議ですね舞台が進むうちに
 相手役の見えないことが気にならなくなって来た」

もはや完全に楽しみ始めた模様。

姫川亜弓
「マヤ・・・恐ろしいわ一人で舞台に立つなんて
 しかもあの子の台詞や動きで十分に相手の動きがわかる」

ライバルだけあって、その技量、度胸に感服し、そして恐れている模様。

速水真澄
「不思議だなんて不思議な子だ!
 今まで多くの女優を見てきたが
 こんな少女は初めてだ!」

字面だけ読むとただの変態。

桜小路優
「こうと知っていたら何か力になれたかも知れないのに
 君の為に何もできないなんて・・・!」

イケメン過ぎ。

サスペンスあり、笑いあり、
マヤの一人芝居とスタッフのサポートで
なんとか芝居の前半を切り抜けたマヤ。

この芝居何が凄いって、
一人で芝居をやるマヤも凄いが、
そのフルアドリブのマヤに芝居に合わせて、
小道具や効果音を出している舞台裏のスタッフや、
準備一切無しで本番に臨んでいる照明さんだ。
マヤの凄さに隠れて見逃されがちだが、
彼らの貢献とその実力を忘れてはならない。

おもしろいながらも不思議に感じる観客達。
たった一人で芝居を切り回したマヤの実力に感嘆する審査員席。

「信じられん、あの子を甘く見過ぎていた・・・」

歯噛みする小野寺氏。

「この調子ならやり遂げますよマヤちゃん!」

後半戦に期待をかけるおけいさん。

しかし月影先生は楽観していなかった。

「後半は全ての登場人物が家に入って来るのですよ!」

果たしてマヤはこの芝居を完結することが出来るのか。

つづく。

 - あらすじ・ネタバレ注意, 第5巻・あした草(1)