【ネタバレ注意】ガラスの仮面第5巻その⑦【今こそご恩に報いたいと思います。】

      2016/09/24

ガラスの仮面・第5章
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ボロアパートで月影先生と麗と三人で新生活を始めたマヤ。
朝五時起きで三人分の朝食を用意。
早起きして発声練習するとのことだ。

黒夫人もさすがに寝るときは白い服らしい。
往年の大女優も寝起きはアホ面である。

他の三人をアパートの階下から叩き起こして周辺に迷惑をかけ、
河原で発声練習。
そしてその後学校だ。

バスで学校に向かう一同。
その中私服で出かける麗。

この春高校を卒業し、バイト探しだとか。

「惜しいわね.大学行く予定だったんでしょ?」

この美奈の問いかけに

「親が行かせる予定だったのさ。
 わたしゃ自分の好きな道を行く。」

とばばあ臭い口調で、意味深な発言。
この麗の家族との確執がこの先描かれることは一切ない。

マヤもこの春から中三、いよいよ進学を考える年だ。
劇団つきかげが実質活動停止となった今、
家出少女かつ成績も良くないマヤは自身の進路を思い悩むのだった。
そして放課後

「やあ、ここで待っていれば会えると思ったんだ」

校門の前で待っていたのはイケメン桜小路くん。
同じ待つにしても速水真澄の様なストーカーチックではなく、
正々堂々と門前で待っていたと宣言。
行動は同じでもこうも違うものなのか。

彼に告げることもなく引っ越して行ったマヤを気遣っていたのだが、
あまりにも元気かつ演劇への情熱に脱帽。

「いつか君を演劇に取られちゃいそうな気がするな」

もう取られてるから安心しろ。

桜小路くんと別れた後、バイト探しに難儀している麗と遭遇。
喫茶店に入りウェイトレスを志願するも却下される。
勝手にコーヒーを運び、客の女の子にイケメンをアピール。
他の女性客も注文殺到、採用決定。

このくだりは大しておもろくないので省略。
ヅカ系男前・青木麗は地道にファンを増やして行く。
他のメンバーもそれぞれだ。

「私は下宿先のパン屋にバイト決定」

マヤと同じく中学生のさやか。バイトしていいのか?

「私は週三回小学生の家庭教師のバイト。
 学術優秀が役に立ったわ。」

要領が良さそうな美奈。

「私はその・・・親が仕送りのお金を増やしてくれるって・・・」

泰子お前は働け。

しかし月影先生にスカウトされ、満を持して親元を離れたにも関わらず、
干され気味な上に、劇団は活動停止。
そんな娘に仕送りを送る親心のありがたさ。
家出少女かつ貧乏のマヤは仕送りなど期待できるはずもなく、バイト探し中だ。

そんな教え子達を見て感慨深げな月影先生。
そして源造さんを思い浮かべるのだった。

「奥様、生活のことは心配なさらないでください。
 今こそご恩に報いたいと思います。
 奥様お一人の生活の面倒くらい
 この源造が働いてなんとかいたします。
 ですから決してご無理なさいませぬ様
 くれぐれもお体にお気をつけになって・・・」

どう考えてもわがままそうな大女優の世話をし、
劇団つきかげの屋台骨を支えて来た源造さん。
運転手・食事係・執事とありとあらゆる雑用をこなし、
十分恩返ししたであろうにも関わらずこの男前発言。
もう月影先生に恋してるとしか思えん。
それとも命を救われたくらいの借りがあるのか。
そして大女優曰く

「私はそこまでお前に甘えていいのでしょうかねえ源造
 昔付き人だったお前に・・・」

ええ訳ないやろ。
源造さんを呼び捨てかつお前呼ばわりし、
これからも好意を利用する気満々である。

そんな中劇団つきかげの活動は順風満帆とは行かない。
アパートで稽古すれば階下から苦情。
公園で稽古すればアベックに怒られ、警官に注意される。
稽古場の確保もままならない中、
学校にバイトに家事に疲れ果て、
月影先生の講義中に寝る始末。
さすがの先生も状況をわかっているだけに怒るに怒れない。

劇団つきかげのメンバーは焦り始めていた・・・・

つづく

 - あらすじ・ネタバレ注意, 第5巻・あした草(1)