【ネタバレ注意】ガラスの仮面第5巻その⑧【ずいぶんあの少女にご執心ですのね】

      2016/09/24

ガラスの仮面・第5章
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新生活を始めたつきかげのメンバー。
しかし学校にアルバイトに時間を取られ、
稽古場の確保もままならずまともに稽古が出来ていなかった。

芝居中毒のマヤは芝居に飢えていると大劇場の前。
「リア王」が上演されている。
姫川親子や速水真澄も観劇に来場。
お金の無いマヤは当然チケットを買うことも出来ず、
ただただスチール写真を眺めているだけ。

そして新キャラ登場。
大都芸能速水社長の秘書・水城さん。
この度、次期社長の速水真澄の仕事のサポートもすることになったとか。
サングラスをかけても許される秘書ってどないやねん?

相変わらずスチールの前に立ち尽くしたままのマヤ。
その姿を見かねた真澄が支配人に頼みチケットを手配するという・・・

「速水様のお頼みでしたら一番いい席を!」

私情の為に業界パワーを駆使するという暴挙に出る。
そして紫のバラとともに、そこらにおった少年に渡させるという手の込みよう。
少年の手にはキャンディーが。
まさか大都芸能の仕事の鬼は、キャンディーで少年を買収したのではあるまいな。

もちろんマヤは大感激。
業界パワーで用意された特別席に通され、芝居を存分に楽しむ。

そして終演後。

「おや、君も来てたの。
 中学生がこんな時間にほっつき歩くなんてよくないぞ。
 僕が送って行こうか?」

待ち伏せからの送りの誘いというストーカー攻勢。
しかしマヤは「あっかんべー」という昭和なリアクションで拒絶。

「ものの見事に振られましたわね、真澄様」
「ああ、水城君か。」

何気ない会話のようだが、
速水真澄が中学生に興味を持っているということを既に悟りつつ、
皮肉を言うという、もはや秘書とは思えない洞察力と度胸。

全国大会で一人舞台を演じたマヤのことは小野寺も気にかけているようだ。
真澄もマヤを大都芸能に入れるべく画策しているが、
「毛虫のように」嫌われているという。

裏では、別事務所の動きを止めるべく手を打ってある。
そしてマヤに対しては

「桜小路とかいう、あの少年はいい。
 彼を利用しましょう。」

自身が嫌われていることを知り、
イケメン桜小路くんを利用宣言。

「真澄様、ずいぶんあの少女にご執心ですのね。」
「それは仕事だからな。金の卵は逃したくない。」
「それだけかしら?」

次々と若社長の本心を見透しズバズバと皮肉を言う水城さん。
この遠慮のなさが秘書に抜擢された理由なのか。

そして一方劇団つきかげ。
毎日掃除をすることを条件に、
古びた教会を稽古場として利用できるとの朗報が。
大喜びで掃除を始めるマヤ達。
そして涙ぐむ月影先生。

「どうかなすったかね?」

「いやなんでも・・・ほこりが目に入って」

月影先生の涙に気がついた牧師さんの問いかけに対し、こちらも昭和のごまかしで対応。
その涙は、芝居を愛するマヤ達の姿を見て感激したのか、
あるいは紅天女への道筋が見えたことへの安堵なのか。

その頃劇団オンディーヌでは、
桜小路くんが小野寺氏に呼び出されていた。
そしてそこには速水真澄の姿も。
用件はマヤのことだ。

果たして速水真澄の黒い策謀とは。
そしてその速水真澄の本心を遠慮なく指摘する
水城さん初登場の回でした。

つづく。

 - あらすじ・ネタバレ注意, 第5巻・あした草(1)