【ネタバレ注意】ガラスの仮面第6巻その④【無礼者!足を引けい!】

      2016/07/31

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星城学園文化部発表会当日事件が起こった。

「古城の愛」ガラスの仮面・劇中作品データ

というかマヤが絡む舞台はもれなく本番に事件が起こる。

「若草物語」マヤ40度の高熱
「たけくらべ」小野寺の陰謀によりオンディーヌの直後に
「ジーナと6つの青い壷」大道具・小道具・衣装破壊される

と思ったが若草物語はマヤの役づくりのための本人の意思。
他二つは小野寺の陰謀。

極めて人為的なものが多くこれもマヤおよびつきかげの実力に対する嫉妬か。
そんな点では今回は全く偶然、突発的な事件である。

主役の中村さんが腹痛で降板だ。

「食中毒かもしれない!」

これまでのいきさつを考えると陰謀のにおいすらする。

主役不在により慌てる演劇部員達。
そして主役の女王役に名乗りを上げたマヤ。
台詞や動きを覚える特技が発動だ。

がらでもない、似合わない、図々しいなどの批判が飛び交う中、
部長はマヤの代役を承諾。

「わかったわ北島さん。やれるものならやってごらんなさい
 そのかわり失敗は許さないわよ」

「しかたないわ。舞台に穴をあけるよりましよ」

この演劇部のブラックぶりが垣間見える一言である。

そして女王役に抜擢されたマヤは
とても中学校の演劇部とは思えない豪華な衣装に驚く。

「あたしは今、女王様になる・・・!」

マヤじゃなくても女の子が言ったらちょっとドキドキする台詞である。

部員達に批判を受け、心配され、指示を受けながらも
台本に目を通すマヤ。そして幕が上がった。
女王の登場のシーン。
マヤに合図を出した名もなき部員は
別人にすら見えるマヤのオーラに圧倒される。

女王の仮面をかぶったマヤ。
台詞、動き、そして威厳。
全てにおいて圧倒的な存在感。

飛び入りのマヤに全ての演劇部員が気を飲まれ、
台詞のタイミングを忘れるもの、
台詞を噛むもの多数。

極めつけは演劇部部長。
マヤの衣装の裾を踏んでしまう始末。

「無礼者!足を引けい!」

杖で舞台をたたくとともに威厳に満ちたアドリブ。
ただただ謝るだけの部長。
本番前のマヤとの別人ぶりに

「圧倒される・・・圧倒されるわ・・・・」

舞台は無事大成功。
見事代役をこなしたマヤ。

「おつかれさまぁ!」

ため口で部長の肩を叩き部室を出る。
こういうところが嫌われる理由でもある。

ご機嫌で校庭に水たまりを飛び越えようとするも失敗。
泥だらけになったマヤを窓辺から見つめる部長

「不思議な子だわ本当に・・・」

映画に出たくらいでうぬぼれるなと
演劇部の実力を見せつけてやるつもりが
主役の中村さんは食中毒の疑いもある腹痛で降板。
マヤの実力に演劇部員は全員圧倒され、
しかも普段は平凡な子というギャップまで見せつけられるという
演劇部にとっては災難の様な発表会であった。

そして当のマヤは

「もっといろいろ工夫してやりたかったな・・・
 さあ、もっとやりたい様々な役を・・・
 紅天女のために・・・・」

とセルフダメだしとともに、
学校の演劇部の代役など、紅天女への階段の一つに過ぎないのだという
余裕なのであった。

つづく。

 - あらすじ・ネタバレ注意, 第6巻・あした草(2)