【ネタバレ注意】ガラスの仮面第6巻その⑤【紅天女は手放さないわ】

   

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マヤが自宅に戻ると、アパートの前には黒塗りの高級車。
大都芸能の車だった。

室内には月影先生と向かい合う速水真澄。

「紅天女の上演権のことはきっぱりとお断りしたはずです!」

にもかかわらず、タバコを吸いながら月影先生を説得する真澄。
以下抜粋。

・毎日の生活にも事欠き、団員達もろくに稽古できない。
・こんなことで紅天女が育てられるとは思えない
・大都芸能に任せれば、最高の出演者で最高の舞台を作れる。
・紅天女の上演は父の長年の望みでもある。
・大都芸能に任せれば惨めな生活をしなくてすむよう十分な権利金を払う。

もちろん月影先生激怒。

「たとえ何千万積まれたって紅天女は手放さないわ。
 あれはわたしのものよ。わたしと尾崎一連の・・・」

そしてお決まりの発作。
第三回死ぬ死ぬ詐欺。
どうやら激高すると身体に負担がかかるのか。

しかしこの月影先生の病状。

・心臓が痛む様な効果音
・吐血
・激しい息切れ、動悸

どうやら心臓が悪そうなのはわかるが、血を吐くものなのだろうか。
いろいろ合併してそうな症状である。

マヤが慌てて室内に入るとぶっ倒れた月影先生。

「あなたがいるからよ。
 先生が発作を起こしたのはあなたのせいよ!」

「ごあいさつだなちびちゃん。
 そんなことを言ってる間に医者を呼んでこい。
 ここは俺が見ていてやる。早く行け!」

どう考えても役割逆やろ。

そしてマヤが救急車ではなく、そこいらの町医者を引っ張ってくると
室内では布団に寝かされた月影先生。

「あなたが先生を?」
「余計なことだったかな?」

知らんわ。
ちゅうか緊急事態とはいえ勝手に布団を出して寝かせるとかあまりよろしくはない。

そして去り際。

「チビちゃん、オンディーヌの入団を断ったそうだね。
 月謝も免除、寮にも入れて、思う存分演劇の稽古ができるじゃないか。」

「あたし先生が好きなんです。つきかげのみんなが好きなんです。」

「ならそうするんだな。一人食い扶持が減るだけでも月影先生は助かるぞ。」

きつい一言を言った後は、お決まりの一人反省会。

「傷ついたろうな。
 そしてその分俺を恨むことだろう。
 だが俺はこんなことしか言えないんだ。
 この速水真澄は・・・・」

ロリコン的思想に酔いしれるのであった。
しかしこの一言はマヤに深く突き刺さり、
局面を打開する大きな原動力となる。

つづく

 - あらすじ・ネタバレ注意, 第6巻・あした草(2)