「虹の記憶」ガラスの仮面・劇中作品データ

      2018/06/23

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出演:
聖子 姫川亜弓
洋次 役者不明
不明 間進

帝都テレビ 21:00〜

あらすじ

サスペンスロマンスの主役
ある事件のため一切の記憶をなくしてしまう少女
作り上げられた記憶を受け入れ生きていこうとするが、なくしてしまった記憶の中で一つ意識に残っていることがある。
それを探るうち、サスペンスの中に引き込まれて行く

姫川亜弓、テレビドラマ初出演!?

意外なことに、姫川亜弓はこれまでテレビドラマ出演を拒否してきたらしい。
舞台演劇だけでこれだけの知名度、なかなかのものである。

出演をOKするかわりに役柄に注文をつけるという大女優っぷり。
なかなかである。

しかし、大都芸能お得意のメディア戦略。
夜8時からの北島マヤ出演「天の輝き」
夜9時からの姫川亜弓主演「虹の記憶」
この二つの記者会見を同時に行ったのだった。

二人の紅天女候補が同日連続でドラマに出演するとあって
マスコミや巷の注目を一手に集め、
そして圧倒的な演技で関係者や視聴者を魅了したのだった。

ちなみに代表的な台詞は

「ああーまた頭が痛む」

やはり記憶喪失の人は思い出そうとすると頭が痛くなるというのは
鉄板の展開なのだろうか。

姫川亜弓の弱点

しかしそんな姫川亜弓にも弱点があった。
役者の名前は不明だが、相手役の洋次が気づいたのだ。

「姫川亜弓の眼。あれ恋してないぜ。」
「眼に色気がない。恋してるふりをしてる。」

姫川亜弓ばかりクローズアップされて気に食わない相手役のやっかみでもあるが、
実にこの発言的を得ている。

実際姫川亜弓の演技はその美貌と、
鍛え抜かれたテクニックによって繰り出されるのだが、
逆に言えば見た目と小手先が頼り。
まさに恋をしているフリなのだ。

幸か不幸かこの陰口を盗み聞きしてしまった亜弓。

「恋していない・・・私の聖子は恋していない・・・」

「どうすれば聖子の気持ちをつかめる・・・」

と露になる前に気づいた自身の弱点を振り返るのだった。

姫川亜弓、恋する演技を習得する。

そんな悩んでた折であったのが、間進くん。
「虹の記憶」にほんの端役で出演している無名の役者。
見た目もあまりいけてなく、要領も悪そう。
直前まで台本を読んで台詞をいれ、
スタッフに邪魔呼ばわりされる始末。

そんな彼に亜弓が話しかけた。
いきなり大スターかつ主役の、絶世の美少女に話しかけられた彼は舞い上がる。

魔性の女・姫川亜弓は逃さなかった。

出番がないにもかかわらず間進くんの演技をスタジオで見守り、
テレビ局を出ると駅までついてくる。

間進くんが勘違いの恋に陥るのはまさに瞬殺。

「そうよこの眼だわ!ひたむきな瞳・・・」

恋する演技無事習得。
のちの収録では、散々陰口をたたいていた洋次役をうならせる。
そのためだけに間くんは利用され勘違いさせられたのだった。
鬼畜か。

そして二人がうわさになるのも時間の問題。
しかし間くんが勘違いを事実と確信したときにはあっさり捨てられたのであった。
鬼畜か。

しかし姫川亜弓。
「恋していない」「恋をしているフリをしている」
といって、間君を利用したにもかかわらず、
結局実際に恋をするでもなく、恋をしているフリをして、
哀れな男の態度や表情を盗み取り、
「恋する演技」を習得。

「恋するフリ」の芝居を脱するために
「恋するフリ」の現実を過ごし、
「恋する演技」を習得。

結局上面だけな感じが否めない。
この部分が北島マヤとの大きな差であるといえよう。

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