ガラスの仮面のおっさん

アラフォーのおっさんがガラスの仮面を読んで聞かせる

「朱の彼方」ガラスの仮面・劇中作品データ

      2018/06/23

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出演:
アーニャ  姫川亜弓
アルバート 田口剣

演出;不明
劇場:日帝劇場

あらすじ

18歳の少女アーニャは、おじのアルバートに恋をする。以上。

姫川亜弓、再び恋する演技を習得する。

「虹の記憶」で共演した間進くんをぼろ雑巾のように捨てた姫川亜弓。
次なるターゲットはベテラン俳優の田口剣さん。

どうやら彼は姫川歌子さんとも面識があるらしく、
亜弓からすると親世代にあたる男性である。

そんな彼に対して

「亜弓、舞台でおじさまから恋のレッスン、
 たっぷり勉強させていただくつもりよ。」

と、普通の人が言ったらストーカー認定されそうな言葉を言う始末。
田口剣さんもまんざらではない様子。
そして二人はうわさになる・・・

姫川亜弓、恋する演技を見破られる。

うわさの二人はシャンソンの女王・光路真帆リサイタルに腕を組んで来場。
ライバル北島マヤや、月影千草先生と久しぶりの再会を果たす。

「テレビの『虹の記憶』のヒロイン聖子とても素晴らしい演技だわ。
 あなたがこんなに恋の演技がうまくなっているなんて大した成長だわ。
 今度の『朱の彼方』ではどんな恋する少女を演じて見せてくれるのかしら?
 どうやらこのお方とのおつきあいにかかっているようね、亜弓さん。」

あっさり見破った月影先生。

「恐ろしい勘だわ!見抜かれていた・・・!
 私が演技のために恋していることを・・・・!」

勘でもないし、
実際は「演技のために恋しているフリをしている」が正解。

結局上っ面を脱却したいがために
上っ面の恋をしているフリをして、
恋をしているフリに磨きをかけた。

姫川亜弓のこの実は不器用なあたりが好きでもあり、
もどかしくもある。

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